本法人は仏教精神を根幹とする豊かな情操を基盤とし、乳幼児の身心ともにすこやかで健全なる成長を援助し、人間形成の基礎を培う保育を実践する。この実践が家庭養護の補完となり、保護者の社会参加を援助し家庭生活が充実したものと成ることを経営理念とする。
園の保育理念(根本的な考え方)理念
本園は児童福祉法に基づき保育に欠ける乳幼児を保育する事と、地域社会の子育て支援を目的とする児童福祉施設であり、本園における保育は、ここに入園する乳幼児の最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進すると共に地域社会の子育ての支援にも最もふさわしいものでなければならない。職員は、本園のこの理念・目的を熟知し、自己の使命を自覚して常に目的達成のために努力しなければならない。
理念に基づいて園が目指す基本的な考えとして保育所保育指針を基とする。
三つを目標として保育を実践する。
「生命尊重の保育」
狭い園庭ではあるが、出来るだけ多くの動植物を飼育栽培することで、これらに関わることで生命について体験として実感するとともに、生命を頂いて初めて我々は生きていくことが出来ることを知らせ、給食指導を通して生命を考える様にする。これらの現実を通して体得したこととのの様参り等の宗教行事を合わせ生命の大切さを幼児なりに知らせていく。
「正しきをみて絶えず進む保育」
保育者自身の態度としてつねに精進努力して最新の知識、技術を取得するように心掛け、実践においてその成果を活用して前向きに取り組む。ただ、最新の学問は日進月歩で進んでおり、我々は何が正しいかを、正しい判断力で見極めると共に、常に反省をして次なる目標に向かっていかなければなりません。子供達にも意欲的に何事にも取り組む事の出来る子供に育てるべく、保育環境を整えなければならない。
「よき社会人をつくる保育」
現在の青年を見るとき殺伐とした状況にあり資源の無い我が国において、現在の繁栄は先祖の努力の結果であり今後の繁栄は人の教育しかない。社会に出て自分の力を十分に発揮出きるように育てるためには子供に自信を付け知識と体力を身に付けたうえに、慈悲の心を持った子供に育てなければならない。そのためにはまずよき社会人たる保育者によって保育がなさなければならない。その為には2、で述べたように保育者自身が精進努力しなければなりません。園として子供達に示す基本的な目標として、「全国青少年教化協議会」発行の「わたしたちのねがい」をよき社会人の理想として園の指針とし指導する。
基本目標を達成するために当この三つの目標を基本にして各月のねらいを決めている。
また、このねらいを元に各年齢に応じた具体的な計画を設定する。
4月 「入園進級を喜び、園生活に親しもう」
5月 「きまりを守って、集団生活を楽しもう」
6月 「生きものを大切にしよう」
7月 「だれにでも親切にしよう」
8月 「できることは進んでしよう」
9月 「社会や自然の恵みに感謝しよう」
10月 「お互いに助け合おう」
11月 「最後までやりとげよう」
12月 「教えを知り、みんなで努め励もう」
1月 「寒さに負けず仲よく遊ぼう」
2月 「よく考え、落ちついた暮らしをしよう」
3月 「希望をもち楽しく暮らそう」
「全国青少年教化協議会」発行の「わたしたちのねがい」
・「底ぬけに 人を信ずる人間となろう」
・「喜んで あたえる人間となろう」
・「命を たいせつにする人間となろう」
・「考え深い 人間となろう」
・「使命にいきる 人間となろう」
・「規律あるしあわせを よろこぶ人間となろう」
この6つを社会人になるための基本的な目標とし又このような人間になれる様にとの願いとして保育をする。
これらの事は子供達には理解できないかも知れないが、大人になったとき、どこかで思いだしてくれるものと信じて保育を行っていきたいと思います。
また、保護者の方々が安心して預けられる保育園となる様、保護者の方々と職員が一体となって保育をいたします。その為にも、子育ての悩みを保護者と共に考えていきたいと思っています。
そして、集団での保育を通して社会性を育て、環境として「知・情・体」の調和のとれた教育環境を整え、子ども達の人間形成の根幹を培う養護・教育を行います。
社会福祉法人摩耶会 まやこども園
〒714-0081
岡山県笠岡市笠岡2786-2
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